Photo Story
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No.4 from Winter to Spring 2004 | ||
with 1988 Z31 200ZR-Ⅱ |
離婚して(ひとり身になって)からしばらくして、手に入れたものがあった―。 振り込まれた、程々の額の慰謝料―。 束縛されない自分―。 なぜか勢いで購入してしまった…古い型のフェアレディZ―。 いや、自分でも思うの、なんで買っちゃったかなーって。 友人達もこのクルマを見て、みんな目を丸くするの。 |
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「今どきこんな古い…しかも、真っ赤なスポーツカーって…バツイチ女の乗る車じゃないね…。」 | ||
まぁ、確かにそうだ。別にクルマが趣味というわけではなかったしね。 ただ、何となく子どもの頃に見たあの「眠たそうな目」のクルマが、まずまずの値段で売っていて、それをただ 衝動買いしてしまっただけ(苦笑)―。 |
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そいつを駆りだして海の見える場所まで走るのが、ここ最近の週末の私の過ごし方になった。 海岸近くのお店で、あさりやはまぐりの美味しい物を食べたり、ただボーッと浜辺で景色を眺めていたり―。 なんか居心地がイイのよね。 |
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そうそう、海まではハイウェイを飛ばす事もあるし、細い田舎道を走る事もある。 これはこれで結構楽しいの。 幸か不幸かこのクルマ、買った時から大きなエンジンに積み換えられていて、低速域でも扱いやすいし、回せば力強いパワーを見せてくれるしね。 |
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男もこれぐらい扱いやすければね… なんてバカなコトも考えてみたりして。 でも、今はまだ、愛だの恋だのには興味が持てそうにない…。 |
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まぁ、今は走り続けてみよう。 これまでの自分を突き抜けるために―。 もうすぐ、冬が終わる―。 |
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